「生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方」
技術経営(MOT)に関心のお持ちの皆様には日頃から多大のご支援をいただきありがとうございます。今般、「生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方」の著者である東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 高橋宏知准教授に生命知能の源である脳の自律化の仕組みについてご講演を頂くこととなりました。オンラインでの開催となりますので、多数の皆様のご参加をお待ちいたします。
記
1.日 時:
2022年11月8日(火)(18時30分~20時00分)
2.場所:
オンライン会議システム(Zoom)、参加費無料
3.次第:
- (1)
- 開会の挨拶:日本MOT学会会長、企画委員 (18時30分~18時40分)
- (2)
- 講演 (18時40分~20時00分)
4.申し込み〆切:
11月2日(水)
申込URL:https://forms.gle/taSrzuoZcnQQHfB1A
5.共催:
日本MOT学会・日本MOT振興協会・科学技術と経済の会・日本工業大学専門職大学院・ 日本労働科学学会
講演要旨
一般的に脳の研究は、神経科学系の分野ですが、高橋宏知准教授はリバースエンジニアリング(製造手順とは逆に完成品を分解・分析して仕組みを調べる)の考えのもとで、独自の手法で脳活動を計測する試みを行っています。脳の学習とは機能マップ(大脳皮質の活動)の面積と神経細胞の多様性が連動して、神経活動の学習関連パターンは睡眠中に脳内で何度も再生され、記憶は睡眠中につくられていきます。さらに、機能マップは多様性生成装置として働き、これは意識と密接に関係しており、五感から想像力を掻き立てて脳内で意識がつくられていきます。AIには人間の脳を解明することが必要であり、技術経営(MOT)の観点からも大変興味深い内容となります。
講師
東京大学 大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻准教授 高橋宏知氏
<プロフィール>
- 1998年
- 東京大学工学部卒業
- 2003年
- 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学)
- 2003年
- 東京大学大学院工学系研究科助手
東京大学先端科学技術研究センター講師・准教授
機械系学科に所属しながら脳のメカニズムを実験的に探求する
専門は神経工学、聴覚生理学
- ・
- 主な著作
『生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方』講談社 2022年
『メカ屋のための脳科学入門 続』日刊工業新聞社 2017年
『メカ屋のための脳科学入門 : 脳をリバースエンジニアリングする』 日刊工業新聞社 2016年
参加対象:
日本MOT学会員、日本MOT振興協会会員、科学技術と経済の会会員、日本工業大学専門職大学院、日本労働科学学会から紹介された方、関係者(紹介者含む)、東京工業大学CUMOT同窓生は参加費無料
問い合わせ先:
椎名和仁 shiina.kazuhito[at]sem.co.jp([at]を @ に変えて下さい)
(日本MOT学会企画委員/住友電設㈱情報通信システム事業部事業企画部)