「抗老化医療の未来をさぐる:老化•寿命研究の最先端とその社会実装」
- 共催
- 日本MOT学会・日本MOT振興協会・科学技術と経済の会・日本労働科学学会・日本工業大学専門職大学院
- 後援
- MIT Club of Japan
技術経営(MOT)に関心のお持ちの皆様には日頃から多大のご支援をいただきありがとうございます。今般、サーチュインの老化と寿命制御に関する機能の発見者で研究の第一人者であるワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門今井眞一郎教授に、老化・寿命研究の最前線とその社会実装の試みについてご講演を頂くこととなりました。
オンラインでの開催となりますので、多数の皆様のご参加をお待ちいたします。
記
1.日 時:
2022年4月11日(月)(18時30分~20時00分)
2.場所:
オンライン会議システム(Zoomを予定)、参加費無料
3.次第:
- (1)
- 開会の挨拶:日本MOT学会会長、企画委員 (18時30分~18時40分)
- (2)
- 講演 (18時40分~20時00分)
講演要旨
サーチュインとは、老化や寿命の制御に重要な役割を果たす酵素の一群で、細菌から哺乳類まで多くの生き物に備わっています。マウスでの研究結果からは、サーチュインの機能を脳において増やすことで抗老化につながる効果があることが証明されています。また、私たちの体は加齢とともに、サーチュインがその働きに必要とするNAD+を失ってしまうので、それを補充するNAD+ boostingと呼ばれる方法が世界で脚光を浴びています。本講演では、サーチュインやNAD+の重要性を中心に、老化・寿命研究の最前線と、その社会実装の試みについてご講演をいただきます。サーチュインには、抗老化研究におけるイノベーション的な要素が多くあり、技術経営(MOT)の観点からも大変興味深い内容となります。
講師
ワシントン大学(米国ミズーリ州・セントルイス)医学部、発生生物学部門・医学部門、タナカファミリー卓越教授(M. and T. Tanaka Family Distinguished Professor in Aging Research)
今井眞一郎氏
<プロフィール>
- 1989年
- 慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学院で細胞の老化をテーマに研究
- 1997年
- 渡米しマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガランテ教授のもとで老化と寿命のメカニズムの研究を続ける
- 2001年
- ワシントン大学助教授
- 2008年
- ワシントン大学准教授
- 2013年
- ワシントン大学教授
- 2021年
- ワシントン大学 M. and T. Tanaka Family Distinguished Professor in Aging Research就任
- ・
- 主な著作
『開かれたパンドラの箱 : 老化・寿命研究の最前線』朝日新聞出版,2021年.
『総力戦で挑む老化・寿命研究 :Productive Agingを目指した基礎研究と社会実装』 羊土社,2017年.
参加対象:
日本MOT学会員、日本MOT振興協会会員、科学技術と経済の会会員、日本MOT学会員から紹介された方、日本労働科学学会関係者、日本工業大学専門職大学院(MOT)学生及び関係者(紹介者含む)、MIT Club of Japan関係者(紹介者含む)
申し込みページ:
https://forms.gle/255KxyyoEGWnjbEi8
申し込み締切日:
4月5 日(火)
問い合わせ先:
椎名和仁 shiina.kazuhito[at]sem.co.jp([at]を @ に変えて下さい)
(日本MOT学会企画委員/住友電設㈱情報通信システム事業部事業企画部)