農業分野の技術経営の必要性とイノベーション事例
6月度日本MOT学会セミナーとして、農業界のシリアルイノベーターの
佛田利弘氏を講師にお招きして、農業イノベーション事例および
農業分野の技術経営の必要性について講演いただきます。
オンラインと対面のハイブリッドですので奮ってご参加ください。
講演題目
農業分野の技術経営の必要性とイノベーション事例
講師
ぶった農産会長 佛田利弘氏
日時
2024年6月24日(月) 18:30~20:30
場所
JAIST東京サテライトおよびオンライン(zoom)
(オンライン参加申し込み者にzoomのIDを送ります)
共催
日本MOT学会、北陸先端科学技術大学院大学
講演要旨
農業、特に稲作は古代からの伝統的な産業であり、その伝統ゆえにイノベーションが比較的起こりにくい分野であった。その中で、新しい高密度育苗田植技術「密苗」は、農業者の発想を農機具メーカーや公的研究機関を巻き込んで三位一体で実現・普及し、日本の稲作に大きな影響を与えた。本講演では、農業イノベーションの事例である「密苗」の開発・実証・普及の経緯を説明するとともに、技術経営およびイノベーションマネジメントの視点から成功に至った要因を考察する。また、農業分野の技術経営の必要性と普及についても述べる。
講師略歴
1983年農水省農業者大学校卒業し、自家農業に従事。88年に経営を法人化。
2024年より現職。国の農政審専門委員や行政刷新会議規制・制度改革分科会委員及びWG委員、農水省農林水産政策研究所客員研究員等を歴任。12年、北陸先大知識科学修士MOTコース(東京社会人コース)修了。12年密苗技術を考案し、アグリスターオナガ、ヤンマー、石川農試と共同開発した。これは、農水省の2017新技術に選定され、農水大臣賞を受賞。また、その功績により(公社)大日本農会(総裁:秋篠宮皇嗣殿下)が行う平成5年度(2023)農事功績者表彰事業において「農業技術開発功労者 名誉賞状」を受賞。現在、(公社)農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)に事務局をおく農業MOT-PLATFORMの活動で農業【MOT】人材の育成、イノベーションの量産とその社会化・公共化を実現すべく、農業分野におけるMOTの実装に取り組んでいる。
参加申込
下記URLのフォームからお申込みください。
申込URL:https://forms.gle/KMsMKzBzv2wifBqHA
問い合わせ先
北陸先端科学技術大学院大学、日本MOT学会理事・企画委員
内平 直志 (Email: uchihira[at]jaist.ac.jp([at]を@に変更してください。))