日本MOT学会 2022年1月度第2回講演会のご案内

「ニューノーマルにおける高等教育のDX」

共催
日本MOT学会・日本MOT振興協会・科学技術と経済の会

MOTに関心のお持ちの皆様には日頃から多大のご支援をいただきありがとうございます。今般、京都情報大学院大学副学長・教授、同大学院高等教育・学習革新センター長、「主体的学び研究所」顧問の土持ゲーリー法一(つちもち ほういち)氏に「ニューノーマルにおける高等教育のDX」 について、ご講演を頂くこととなりました。オンラインでの開催となりますので、多数の皆様のご参加をお待ちいたします。

1.日 時

2022年1月28日(金)(18時30分~20時30分)

2.場 所

オンライン会議システム(Zoomを予定)

3.次第

(1)
開会のご挨拶:日本MOT学会企画委員長 野元 伸一郎
(2)
講演

講演要旨

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン授業に変わった。これは「一過性」のものではなく、対面授業に完全に戻ることはない。今後は、対面授業とオンライン授業をブレンドした「ハイブリッド型」が主流になると思われる。これを「ニューノーマル」時代と呼んでいる。このような社会変革の中で産まれたのがDXである。これは、デジタル・トランスフォーメーションの略である。
文科省は、「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」を打ち出した。
そこでは、「大学・高等専門学校におけるデジタル技術を積極的に取り入れ、学修者本位の教育の実現、学びの質の向上に資するための取組における環境を整備。ポストコロナ時代の高等教育における教育手法の具体化を図り、その成果の普及を図る」ことが強調されている。
「学修者本位」がキーワードである。本発表では、これを中心に話しをする。これは、これまでの「学習者主体」とは違う。なぜなら、「学習」と「学修」は、同じように使われているが、取り組み方が違うからである。「学習」とは、広い意味の学びを指すが、「学修」とは文字通り、学び修めるというもので、授業での学びのことで、単位制に直結する学びである。その具体的な教育手法についても言及する。
また、タイトルの「ニューノーマルにおける高等教育のDX」の事例として、最近、話題になっているアメリカのミネルヴァ大学について紹介する。

講師

土持ゲーリー法一(つちもち ほういち)氏 京都情報大学院大学副学長・教授、同大学院高等教育・学習革新センター長、「主体的学び研究所」顧問
<プロフィール>

(米国)カリフォルニア州立大学卒,Bachelor of Arts,カリフォルニア州立大学大学院教育学修士課程修了(Master of Arts),コロンビア大学教育大学院修士課程修了(Ed.M.),コロンビア大学教育大学院博士課程修了(Ed.D.),東京大学教育学博士
(カナダ)ビクトリア大学教育学部客員教授,(米国)南フロリダ大学マーク・T・オア日本研究センター客員研究員,名古屋大学高等教育研究センター客員教授,文部科学省大学設置審教員組織審査教授,文部科学省大学院設置審教員組織審査教授,元国立大学法人弘前大学21世紀教育センター教授,元帝京大学高等教育開発センター長/同大学学修・研究支援センター長
京都情報大学院大学副学長

<主な著作>
『米国教育使節団の研究』玉川大学出版部(1991)、Education Reform in Postwar Japan: The 1946 U.S. Education Mission, University of Tokyo Press, 1993、『戦後日本の高等教育改革政策―「教養教育」の構築』玉川大学出版部(2006)などの歴史研究に加え、FD関連書として『ティーチング・ポートフォリオ―授業改善の秘訣』東信堂(2007)、『ラーニング・ポートフォリオ―学習改善の秘訣』東信堂(2009)、『ポートフォリオが日本の大学を変える―ティーチング/ラーニング/アカデミック・ポートフォリオの活用』東信堂(2011)、『社会で通用する持続可能なアクティブラーニング~ICEモデルが大学と社会をつなぐ~』東信堂(2017)、『非常事態下の学校教育のあり方を考える~学修方法の新たな模索~』東信堂(2021)、監訳としてL.ディ・フィンク『学習経験をつくる大学授業法』玉川大学出版部(2011)、スー・ヤング『「主体的学び」につなげる評価と学習方法~カナダで実践されるICEモデル~』東信堂 (2013) がある。シリーズ雑誌として、主体的学び研究所編『主体的学び』創刊号(特集 パラダイム転換~教育から学習へ、ICT活用へ)東信堂 (2014)、同研究所編『主体的学び』第2号(特集 反転授業がすべてを解決するのか)東信堂 (2014) 、同研究所編『主体的学び』第3号(特集 アクティブラーニングとポートフォリオ)東信堂 (2015) 、同研究所編『主体的学び』第4号(特集 アクティブラーニングはこれでいいのか)東信堂 (2016)、同研究所編『主体的学び』第5号(特集 アクティブラーニングを大学から社会へ)東信堂 (2017)、同研究所編『主体的学び』第6号(特集 いま、なぜ教養教育が必要なのかを問う)東信堂 (2019)、同研究所編『主体的学び』第7号(特集 教えることをやめられますか)東信堂 (2021)などがある。

参加対象

日本MOT学会員、日本MOT振興協会会員、科学技術と経済の会会員、日本MOT学会員から紹介された方は参加費無料

申し込みページ

https://forms.gle/XgbwfrH22Z8JLAxe8

申し込み締切日

1月24 日(月)

問い合わせ先

野元 伸一郎 shinichiro.nomoto[at]go-mirai.jp([at]を @ に変えて下さい)
(日本MOT学会企画委員長/みらい株式会社 統括ディレクター/COO)
今回もWEBでの講演会になりますが、皆様のご参加をお待ちしております。参加募集人数に限りがございますので、お早めにお申し込みをお願い致します。